玖磨野富三こと中村光三です

中井君主催のベトナム-カンボジア旅行 行ってきました
ベトナムは水害の報道で見たタイみたいに日本の工場がいっぱいでした 
これからどんどん豊かになってゆくんだろうな これからのビジネス相手としては
い いんだろうな うん、中国やインドよりは絶対にいい!

一方で町中はまだバイクが主流
おびただしい数のバイクと車の走る往復6車線の道路を地元の人はすいすいとすり
抜けて横断して行きます とにかく信号がないのです
私もホーチミン市で「道路を横断する時に走ってはいけない」というガイドさんの
言葉を思い出しながら渡りましたが、こわかったです 
自動車が少なく、バ イクの比率が大きいときを選んで渡ってみるとその注意が
分かります 歩いた方がバイク側でちゃんと予測して進路を取ってくれるのです

今回のハイライトはハロン湾とアンコールワット
ハロン湾は海の桂林というところ たくさんの観光船が行きかいます みな比較的
新しく、風景にマッチするような古いスタイルの船です 
我々のは貸し切り の船
「奇岩と船とがいい配置になるように撮れたらいいなあ 望遠の方がいいかも
しれないがブレは大丈夫かな」とまでは考えましたが、頭が働いたのはそこまで 
 じっさいは気合の入らない写真ばかり 
考えてみれば今回はきれいどころに気を奪われたのか、船の外を向いている時間より
船の上ないし中をみている時間の方が長かったです   
これまでの旅行 の経験から、船の上というのは一番リラックスできて、なごやかに
なるシチュエーションです

アンコールワットはきれいに修復されていました でも主要なところ以外の小さい
遺跡では建物のこわれた石がごろごろ 地震ではなく、戦争で壊れたような 
様子もなく、みな植物の繁茂でこけたようです 
 
でも内戦の足跡は遺跡の回りにいる楽団にありました さりげなく腕や足がない
musicianが曲を弾いています あまりにさりげないので彼らの手足が 
ないのに気がついたのは家に帰って写真を再生したときでした 
わたしは二胡をやっているから楽器ばかり気にしていたのかも

カンボジアの民族楽器 トロー
彼らが弾いていたのが二胡に似た楽器です 二胡は胴の部分が六角形で振動板は
ニシキヘビの皮ですが、全く同じ形のものと、ヤシかなにかの半円形の胴
(か なりきっちりした半円形)に、ウシか羊かの皮を張ったものがあります 
両方ともトローというのかどうか、ネットでは区別がわかりません 
私は後者を10 ドルで買いました 
ニシキヘビだったら帰国時の税関がうるさいですから
音は値段の割にはいい音です 二胡よりすこし弦が短いだけで、ほかの構造は
ほとんど同じ 私は左で弾くので弦を付け替えねばならず、そうすると音程が 
安定しなかったのですが、そのうち安定してきて、バスの中でみなさんに披露
しました (蛍の光 黄塵はるかなど)

女性のみなさんはドレスをあつらえたそうですが、残念ながら私は見ていません 
いつか同窓会で見させていただきます

旅行報告と言うにはあまりにあっさりした内容ですみません 
遅ればせながら、とりあえずのご報告



(まじょねこ通信によせて) 福田芳枝
ベトナム・カンボジア旅行
 
 数年前に、ベトナムの技術者を受け入れる会社を立ち上げた高校の友人。
その彼が、同窓会でベトナムがいかに面白いかを語るので、それなら彼が
ベトナムと交流のあるうちに、ツアコンをしてもらおうと言うことになった。
同期のメーリングリストで呼びかけ、海外旅行、それも個人旅行慣れした者
ばかり十人が集まった。
 勝手気ままな十人が、ツアコンの彼に色々注文をつけ、綿密に楽しい旅が
計画された。世界遺産のハロン湾では、貸切の舟でクルーズ、しかも船上で
豪華ランチ。カンボジアの偉大な遺跡アンコール・ワット、アンコール・トム。
タ・プロームやベンメリアでは栄枯盛衰を目の当たりにし感慨深く立ち止まった。
活気あるホーチミンではエステ、買い物、シルクの洋服の仕立てと女性軍の
望みもかなえられた。
 それにしても、ツアコンの彼が言っただけあって、ベトナムの活気には
圧倒された。その表れのひとつが、バイクの数の多さ。五重六重になり、
クラクションを鳴らしながら走っている。車も負けじと走り抜けるし、その道を
人が渡っているのにはホントびっくり。すごーいと思わずビデオをまわした。
 喧噪と静寂、強欲さと潔さなど相反するものが渾然となったおもちゃ箱の
ような雰囲気、旅行者も世界中から集まっている。企業も然り。
 中国にもアメリカにも負けなかったベトナム。これからの発展はきっと
すばらしいに違いない。
 それにしても、関空に降り立って思ったのは、今まで当たり前すぎて気づかな
かった日本の美しさ、落ち着き、平和、穏やかさ。バスの中、隣の夫が、
「日本はきれいやなあ。」と一言漏らした。
                     

南谷(飯塚)聖美です。 

 遅くなりました(1ケ月前)が中井君主催のベトナムーアンコールワットに
参加した旅行記です。
 
 あまりアジアに関心が無かった私のベトナムのイメージは戦争と最近友達が
ホーチミンで買ったという刺繡入りのきれいなバッグなど安くて素敵な雑貨が
買えるというレベルでした。
 
最初にハノイのノイバイ空港に着き想像していたよりは暑くなくどんよりと
したお天気の中、成田空港から来る中村君を絞りたての美味しいマンゴー
ジュースを飲みながら待ち、合流してハロン湾のホテルへ向かいました。
 翌朝、貸切という2階建ての船に乗り船内を気兼ねなく歩き回り
「竜が舞い降り敵の侵略を防ぐために口から玉を噴出し、その玉が大小の岩に
姿を変えた」
という伝説を彷彿させるそびえ立つ奇岩は日本の風景とは異なり中国の水墨画を
思い起こし興味深い眺めでした。途中上陸して巨大な鍾乳洞(天国王宮)を
見学したり、生簀で好きな魚ー紋甲烏賊ーを選び買って船での料理に加えてもらい
シーフードランチを楽しみました。
 夜にはカンボジアのシエムリアップ空港に着き蒸し暑い中レストランで食事をして
バンガロー風建物がプールを囲んで並ぶホテルに泊まりました。
 
翌日は、ガジュマルの樹におおわれたタ・ブロム、アンコールトムなどの仏教と
ヒンドゥー教寺院(途中で変わっていたりしています)の圧倒的な迫力のレリーフや
穏やかなお顔の仏塔にクメール文化の偉大さを感じました。
 埃っぽく蒸し暑い中を歩き回ったので一度ホテルに戻りシャワーを浴び着替えて
から夕方プノンバゲンの丘から夕陽が沈むのを見るために山道を歩き日が沈むのを
待ちました。雲が多いため絵葉書のようにはきれいに見えませんでしたが、丘からの
眺めはよかったです。
 夜には皆が待っていた中井君と合流して古典舞踊のアプサラの踊りを見ながら
食事しました。タイの踊りと同じようにしなやかな手の動きがきれいでした。
夕食後、土産物をほしくてオールドマーケットに中井君に3人で連れていってもらい、
彼の絶妙な値切り交渉のおかげで安く素敵なお土産を買えました。帰りには車でなく
トゥクトゥクに乗るという楽しい体験もできました。

 翌朝は5時半にバスに乗ってアンコールワットを背景として日が昇るのを池の
ほとりで待ちました。アンコールワットに後光がさすように、、、とはいきません
でしたが、段々と夜が明けていくに従って明るい色に空が染まりアンコールワットが
照らされていく風景はきれいでした。
 ホテルに戻り朝食後、バスで郊外の遺跡ベン・メリアに行きました。ここは
アンコールワットほど復元されていず、樹木の根やつたによって崩れ落ちた岩や石が
ころがっていて「天空の城ラピュタ」のモデルとも言われてます。狭い遊歩道が
上手く樹の間に作られていますが、階段も観光客も多かったです。クメール美術の
至宝と言われているバンテアイ・スレイの彫刻や遺跡の回廊のレリーフなど俄か勉強の
ヒンズー教や古代インド叙事詩では深い内容までは理解できませんでしたが、彫刻の
美しさは感じとりました。
 
 最後にホーチミンー旧サイゴンーを訪れ、歴史あるコンチネンタルホテルに泊まり、
美味しいベトナム料理をインドシナで味わいました。ハノイとはまた違ってまさに
大都市であり繁華街で高級ブランドショップが立ち並びフランス風建物も多く
恐ろしい数の暴走族風バイクがなければヨーロッパの大都市のようでした。
 ここではもっぱら女性達はショッピングにエステと男性は女性禁制の場へと別れて
行動しました。最後の晩餐はレックスホテルでベトナムの踊りや音楽を楽しんだり、
すぐ近くの店に洋服の仮縫いに行ったりして過ごしました。ここで中井君や彼の
ご自慢通り素敵なベトナムの会社の女社長の蘭さんと別れ空港に向かい、そのバスの
中で中村君が「蛍の光」や「黄塵はるか」などを演奏してくれました。夜に弾いて
らっしゃるのが聞こえたりしてましたが、まだ数日でよくあそこまで弾けるように
なったと驚きました。

 まだまだ観光と海外の支援に頼っているカンボジア(都市部には行ってないから
かもしれませんが)穏やかで幼い表情のカンボジア人達からは想像できないポルポト
政権の負の遺産の重みから早く解放され、幼い子供たちが物乞いをしなくてすむような
社会になれる日が近いといいですが、、、。

 ベトナムは想像以上に日本の工場が多く立ち並びホーチミンは、力強いエネルギー
に満ち溢れていて、これからもますます発展を続けるでしょうが、どこかの国の
ようには、なってほしくないですね。

 最後になりましたが、芳枝さんには、会計に、よく言えば自立していますが私同様
マイペース人間の多い天高生の引率は大変だったと思います。ありがとうございまし
た。また中井君には旅行中だけでなく出発前から帰国後までも色々とご配慮いただいて
感激しています。理系の技術者の方と思ってましたが、いきいきとベトナムで働いて
いらっしゃる様子を垣間見て今のお仕事も天職だと思いました。あれだけの情熱を
まだ仕事にベトナムに持っている姿はとても素敵です。

 皆様にも、お世話になりました。一緒に旅行できてとても楽しかったです。